獺祭の蔵元へ行ってきました
久しぶりの出張に出かけてきました。
今回は、お取引のある飲食店さんに旭酒造の桜井社長がよく飲みに行かれるのですが、『蔵へ来ませんか?』と誘われた流れで、私も金魚の何とかで付いて行きました。獺祭蔵だけ合流することにして、他は単独行動でした。
まずは広島空港で神雷の三輪専務にピックアップされ、美和桜さんの蔵元見学。
蔵はこれから造りに入るため大工仕事の得意な杜氏の匠の技で足場を組んだり、タンク場を塗りなおしたり楽しそうにやっていました。 その後は広島のはずれ、福山駅から1時間ちょっとの山奥にある神雷を醸す三輪酒造さんへ。
お父様である社長が自ら杜氏をしており、専務の息子さんとアットホームに酒を醸しています。
千本錦と八反錦のもろみを舐めましたが、24BYのお酒を思わせる肌理の細かい酒質です。標高が高いので秋田よりも寒いだけに緩やかに発酵するからですね。25BYの千本錦の生酒は、近日入荷予定です。
写真は蔵の配置図。ぼけっとしてこれ位しか神雷さんの写真がない。 時は移り、夜の広島へ。美和桜・坂田社長と待ち合わせ、地元の酒と食材で何軒も出店されているお店で広島の酒を痛飲。一緒に獺祭さんへ行く東京の飲食店さんも合流して更に痛飲。
明日大丈夫なのか?まあ、いつもの事なんですが。
翌日、岩国からSuicaが使えない岩徳線に乗り周防高森で待つ。
写真は、駅にある旭酒造のレトロな看板。 今はもう作っていないかつての「旭富士」。昔売っていたのが懐かしい。
国内の営業を統括する川崎営業部長にピックアップいただき駅の傍の精米所へ。が、写真なし。常にフル稼働は圧巻です。そして蔵へと続く山道を登る。
ちょうど旧蔵が完全に取り壊された日に蔵訪問ということで、感慨深い。 崖の補強工事だけで一億円だそうで笑うしかない。
絶好調の蔵らしく始終業者さんやお客さんんが出入りしていました。
桜井博志社長と「来たのは何年前?」と (私は10年くらいかな?) 記憶の擦り合わせをしたら、なんと20年振りでした。しかしお付き合いも長いなぁー。社長は変わらずダンディーだし。
社長いわく「これからは米が最も大事になる」とおっしゃっていました。まさしく現在各酒蔵が最も頭を悩ましている問題で、根っこの話でした。あとはいろいろな笑い話で盛り上がる。
東京の居酒屋さんたちも合流して蔵へ。 小さい1トン前後のタンクが700。これだけの小仕込みを行っているのです。
さて、通常は櫂を入れたら櫂入れ棒を洗って何本かで使い回すのですが、獺祭さんでは1タンクごとに一本備えてあり、ワンフロアだけで58本 (だっけ)。朝晩の櫂入れの作業量があまりにも膨大なため、洗って使い回す時間が惜しいのだ。ここにこの蔵の凄みを感じました。
昨年イタリアに行った際、山奥にあるとあるチーズ工房を見学したのですが、熟成中の大量のチーズの塊を朝晩手作業で反転させる作業の大変さを思い出しました。
夜は桜井社長の奥様に見送られて社長、杜氏さん、皆さんで徳山の社長行きつけのふぐ屋さんへ。
こんな所から入りました。普通の家でした。
獺祭二割三分、その遠心分離、39のスパークリングをしこたま飲み、大量の厚いふぐをたらふく食べ、大人話(秘密)もでて至福の夜をごちそうになりました。桜井社長、杜氏さんお世話になりました。
3日目は福岡で所用を済ませ、博多の中洲で一人酒場放浪記。
調子に乗って飲み過ぎ、福岡空港駅で降りられず、地下鉄を往復したようです。
最終便は行ってしまい (泣) ました。中洲で朝まで飲んで朝一ののぞみで6時間の爆睡でした。
「酔って飛行機に乗れなかった人を初めて見た」と中洲の71歳のバーテンダーの方に言われたのが誇りです。オシマイ。
今回は、お取引のある飲食店さんに旭酒造の桜井社長がよく飲みに行かれるのですが、『蔵へ来ませんか?』と誘われた流れで、私も金魚の何とかで付いて行きました。獺祭蔵だけ合流することにして、他は単独行動でした。
まずは広島空港で神雷の三輪専務にピックアップされ、美和桜さんの蔵元見学。
蔵はこれから造りに入るため大工仕事の得意な杜氏の匠の技で足場を組んだり、タンク場を塗りなおしたり楽しそうにやっていました。
お父様である社長が自ら杜氏をしており、専務の息子さんとアットホームに酒を醸しています。
千本錦と八反錦のもろみを舐めましたが、24BYのお酒を思わせる肌理の細かい酒質です。標高が高いので秋田よりも寒いだけに緩やかに発酵するからですね。25BYの千本錦の生酒は、近日入荷予定です。
写真は蔵の配置図。ぼけっとしてこれ位しか神雷さんの写真がない。
明日大丈夫なのか?まあ、いつもの事なんですが。
翌日、岩国からSuicaが使えない岩徳線に乗り周防高森で待つ。
写真は、駅にある旭酒造のレトロな看板。
国内の営業を統括する川崎営業部長にピックアップいただき駅の傍の精米所へ。が、写真なし。常にフル稼働は圧巻です。そして蔵へと続く山道を登る。
ちょうど旧蔵が完全に取り壊された日に蔵訪問ということで、感慨深い。
絶好調の蔵らしく始終業者さんやお客さんんが出入りしていました。
桜井博志社長と「来たのは何年前?」と (私は10年くらいかな?) 記憶の擦り合わせをしたら、なんと20年振りでした。しかしお付き合いも長いなぁー。社長は変わらずダンディーだし。
社長いわく「これからは米が最も大事になる」とおっしゃっていました。まさしく現在各酒蔵が最も頭を悩ましている問題で、根っこの話でした。あとはいろいろな笑い話で盛り上がる。
東京の居酒屋さんたちも合流して蔵へ。
さて、通常は櫂を入れたら櫂入れ棒を洗って何本かで使い回すのですが、獺祭さんでは1タンクごとに一本備えてあり、ワンフロアだけで58本 (だっけ)。朝晩の櫂入れの作業量があまりにも膨大なため、洗って使い回す時間が惜しいのだ。ここにこの蔵の凄みを感じました。
昨年イタリアに行った際、山奥にあるとあるチーズ工房を見学したのですが、熟成中の大量のチーズの塊を朝晩手作業で反転させる作業の大変さを思い出しました。
夜は桜井社長の奥様に見送られて社長、杜氏さん、皆さんで徳山の社長行きつけのふぐ屋さんへ。
こんな所から入りました。普通の家でした。
獺祭二割三分、その遠心分離、39のスパークリングをしこたま飲み、大量の厚いふぐをたらふく食べ、大人話(秘密)もでて至福の夜をごちそうになりました。桜井社長、杜氏さんお世話になりました。
3日目は福岡で所用を済ませ、博多の中洲で一人酒場放浪記。
調子に乗って飲み過ぎ、福岡空港駅で降りられず、地下鉄を往復したようです。
最終便は行ってしまい (泣) ました。中洲で朝まで飲んで朝一ののぞみで6時間の爆睡でした。
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by sanwasake
| 2013-12-04 22:14
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酒のサンワ
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日・祝日休み
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OPEN: 12:00~18:00
水・木休み (不定休)
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見どころ
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店の前からの東京スカイツリーの眺め。
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発送承ります
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お買い上げ商品の発送、また代引での発送手配も承っております。お問い合わせくださいませ。
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(佐賀) 東一 / 七田
(大分) 豊潤
(熊本) 花の香
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